夫は努力の人。ここに書き込むために夫の闘病記を読み返していたが、涙があふれてダメだ。思い出や後悔、いろんな思いが蘇る。 再発してからの夫はまるで生まれ変わったように病気をなおすために努力の人になった。自分の生活のすべてを病気を治すためだけに考えるようになった。 夫は努力の人。努力して手に入らないものはなかった。自分が得たいと思うものはすべて努力で手にしていたと思う。国家資格も出世も。 夫の人生で、病気だけがいくら努力しても唯一勝てなかったものかもしれない。 玉川温泉での湯治も本人や周りからの話を聞くとかなり壮絶なものだったらしい。夫の体を見てもそれは明らか。 本人は勲章だと言っていたが、それはすごい火傷のような跡が背中一面にできて湯治のすさまじさを物語っていた。 私なんかがここで軽々しく語れない。 |